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2010 年度 実績報告書

日系国際児の二言語形成過程の質的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22402049
応募区分海外学術
研究機関大妻女子大学

研究代表者

柴山 真琴  大妻女子大学, 家政学部, 教授 (40350566)

研究分担者 高橋 登  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (00188038)
池上 摩希子  早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (80409721)
キーワード独日国際家族 / 二言語習得 / 継承語としての日本語 / 日誌法 / フィールドワーク / 言語検査
研究概要

本研究は、以下の3つの調査を継続的に行うことにより、日本語とドイツ語を同時に形成する日独国際児の事例に基づいて、言語に媒介された社会文化的活動への共同参加の過程を質的に解明することを目的としている。
[調査1]目誌法による日常活動の記録
[調査2]対象児の通学校(現地校と日本語補習授業校)でのフィールド調査
[調査3]日本語とドイツ語における会話力と読み書き能力の測定
平成22年度は、研究計画に基づき、3種類の調査を以下のように実施した。いずれの調査においても、貴重なデータを収集することができた。
[調査1]前年度の準備を踏まえて、2010年4月~2011年3月まで、二言語発達上重要な年齢の子どもがいる独日国際家族の母親に依頼して、日誌法による観察データを収集した。研究代表者が日誌内容を暫定的に分析してフィードバックを行うことで、良質の記録を得ることができた。
[調査2]2010年9月23日~同10月1日まで、ドイツ・バイエルン州でフィールド調査を行った。対象児が通う現地校と日本語補習授業校で、授業参観・教師との面談・資料収集を行った。
[調査3]日本語検査(ATLA、読み課題、読解課題、お話作り課題)とドイツ語検査(CITO/ELFE、お話作り課題)を行い、対象児の二言語の発達状態を測定した。
いずれの調査データについても、年度末に中間分析を行い、研究討議を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 文化と発達2010

    • 著者名/発表者名
      柴山真琴
    • 雑誌名

      児童心理学の進歩

      巻: 第49巻 ページ: 1-26

    • 査読あり
  • [学会発表] 国際児の二言語に媒介された社会文化的活動への参加過程(1):第I期調査の中間報告2010

    • 著者名/発表者名
      柴山真琴・ビアルケ千咲
    • 学会等名
      異文化間教育学会第31回大会
    • 発表場所
      奈良教育大学
    • 年月日
      2010-06-13

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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