研究課題/領域番号 |
22402052
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
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研究分担者 |
進藤 修一 大阪大学, 言語文化研究科, 准教授 (80294172)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 移民社会 / グローバル都市 / ニューヨーク / フランクフルト / 自治体 / 市民権 / 統合政策 / 多文化主義 |
研究概要 |
研究実績の概要 2013年度は本研究の最終年度となる。2010年~2012年の三年間は、それぞれの調査対象地区である米国ニューヨーク市とドイツランクフルト市での現地調査、基礎データーの文献収集、自治体関係者への聞き取り調査を実施してきた。最終年度は、これまで収集してきた調査対象都市のデータをもとに各自が調査してきた「都市と国家」の関係性を分析することとした。 具体的には、米国の移民政策とドイツのそれとの比較をしながら、歴史的な変遷の中で見出される類似点、相違点の特徴を捉えることを試みた。そのうえでグローバル時代に移動する人々の動きに焦点をあて、国家レベルでの移民政策についての考察を深めた。成果の一部を「歴史の中の人間の移動」(『ヨーロッパ・ことばと文化』2013年)の中で発表した。 人の移動が都市にどのような結果をもたらしてきてか、或いはどのような結果をもたらしてきたと理解されているかを検証するために、今年度も「国境をこえて移動する人」を題材に取り上げたミュージアムを視察した。ドイツでの視察先はマインツ、ブレマーハーフェン、ハンブルグ、フランクフルト。米国ではロワーイーストマンハッタンのテナメント・ミュージアム、ニューヨーク市立博物館で開催された特別展示「アクティヴィスト・ニューヨーク」など。後者の特別展示では最近、英国、フランスなどの都市でも起きているネイティヴィスト(先住者)と新旧移民の衝突について理解を深めることができた。 都市と国家の関係性についての調査は2014年度内刊行予定の著書『移民都市の苦悩と挑戦:ニューヨークとフランクフルト』の第四章の中で発表することにした。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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