研究課題
基盤研究(B)
本研究は「移民の社会への融和」問題に焦点をあてるのではなく、むしろ逆のアプローチから問題提起を行う。「市民側の移民・外国人への融和」を阻んでいる要因を検証するとともに、あくまでも都市の受け入れ側、そして新たに到着した移民や外国人に求められる相互関係から生まれる市民育成に必要な支援を自治体がどのように先進的に取り組んでいるかを描きだすことを目的にしている。本研究では、国際金融都市であるニューヨークとフランクフルトを主たる分析対象として、出身国、民族、宗教、職業、所得階層などを指標に、複層化した市民社会の住民構成の実態と移民コミュニティとの相互依存関係の実像を浮き彫りにする。
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