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2011 年度 実績報告書

初等教育以降の縦断的就学・周辺環境調査からみた開発途上国の子どもたちの実態

研究課題

研究課題/領域番号 22402054
研究機関関西学院大学

研究代表者

関谷 武司  関西学院大学, 国際教育プログラム室, 准教授 (50309621)

研究分担者 黒田 一雄  早稲田大学, アジア太平洋研究科, 教授 (70294600)
小川 啓一  神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (90379496)
山田 肖子  名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (90377143)
齊藤 一彦  金沢大学, 学校教育系, 准教授 (60413845)
石坂 広樹  鳴門教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (20537493)
北村 友人  上智大学, 総合人間科学部, 准教授 (30362221)
キーワード教育学 / 国際協力 / 基礎教育 / 就学状況 / 縦断的データ / ホンジュラス / マラウィ / パプアニューギニア
研究概要

調査二年目である平成23年度は中米、南米、アフリカ、中東、アジア、太平洋州それぞれの地域から、対象国としてホンジュラス、マラウィ、カンボジア、パプアニューギニアの4つを設定した。ホンジュラスにおいては他の複数の国で実施するためのパイロットとして、平成22年度に引き続きさらに詳細な調査を実施した。具体的には8月12日~9月11日まで、平成22年度の科研調査にて未完了だったデータの補完(初等教育課程での成績や卒業後の様子)、これまでの山間部地方都市に加え首都・カリブ海近郊都市の新規データの収集を行った。
マラウィでは5月8日~25日、9月2日~23日の二回にわたり調査を実施した。調査対象校の5校において過去10年分の修学記録を収集し、対象児童は300名に上る。また当該児童の保護者に対するインタビュー(児童の家庭環境、現在の進路等)を実施した。
カンボジアでは6月26日~7月2日の日程にて現地調査を実施した。その内容は、小学6年生およびその保護者(それぞれ約280名)に対するインタビュー調査および学校長、担任教員に対する(計10校、約20名)インタビュー調査である。
パプアニューギニアでは、2012年7月14日~21日の日程にて現地調査を実施した。対象とした地域は首都および山間部であり、小学校(2校)および幼稚園(2園)における修学記録を収集した。
現在、上記収集データをデジタル化し、データベースを構築中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究は現地調査およびデータ構築の過程において非常に労力と時間を要するものである。そのため分析や研究成果の発表といった段階には至っていないが、データベース構築の進度は順調であり、今後の分析の目途も立っている。

今後の研究の推進方策

本研究は当初の予定通り進んでいる。今後は調査のパイロット国であるホンジュラスにおいてはさらに詳細な調査を継続していく。また昨今の政情不安により、当初予定していた中東地域での調査実施が不可能となったため、次年度はアジアと中南米からそれぞれ一か国ずつ新たに選定し、調査を実施する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 保護者からみた初等学校の機能と価値について―マラウィの公立学校を事例として―2011

    • 著者名/発表者名
      川口純
    • 雑誌名

      アフリカ教育研究

      巻: No.2 ページ: 65-77

    • 査読あり
  • [学会発表] 教育達成に及ぼす社会・家庭・学校内要因の考察―中米ホンジュラス共和国初等教育におけるパネル調査から―

    • 著者名/発表者名
      芦田明美、關谷武司
    • 学会等名
      第12回国際開発学会春季大会
    • 発表場所
      JICA研究所
  • [学会発表] 子どもの欠席と就学状況および教育達成との関連―中米ホンジュラス共和国初等教育におけるパネル調査から―

    • 著者名/発表者名
      芦田明美、關谷武司
    • 学会等名
      第22回国際開発学会全国大会
    • 発表場所
      名古屋大学

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公開日: 2014-07-24  

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