研究課題/領域番号 |
22402056
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応募区分 | 海外学術 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
長尾 眞文 東京大学, 新領域創成科学研究科, 特任教授 (10304461)
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研究分担者 |
北原 和夫 東京理科大学, 大学院科学教育研究科, 教授 (20107692)
小野 由美子 鳴門教育大学, 学校教育研究科, 教授 (20177273)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 国際研究者交流 / 科学技術リテラシー / 持続可能な開発教育 / 理数科教育 / 南アフリカ / 国際ティーム・ティーチング / ESD学習モジュール / 科学技術の智 |
研究概要 |
本研究は、開発途上国の中等理数科教育のカリキュラム研究に、日本の科学技術リテラシー研究の成果を応用する試みであった。具体的な狙いは、途上国の研究者との科学技術の素養に関する共同研究を通して、現地の理数科教育カリキュラム改革のための実践的ツールを提供することにあった。3年間の実践的研究を通して、日本の理科教育を軸とする科学技術リテラシーの概念を活用して途上国(南アフリカ共和国)の理数科教育カリキュラムに資するモデルを構築する活動を行った。この研究プロセスを通して、日本の科学技術を基礎から作り直す「科学技術の智プロジェクト」の試みが、その目論見通り、日本だけでなく世界の開発にとって新たな普遍的視点を提示するものとなっているかについても検証を試みた。 本研究は、平成22年度に導入研究、23年度に開発研究、24年度に総括研究と段階的に進めた。研究の実施に当たっては、研究代表者の所属する大学(国際基督教大学)と学術協力協定を結んでいる南アフリカの大学(ケープタウン大学)の双方にまたがる共同研究チームを形成し、さらにそれぞれの国で地元の小中学校を研究協力校として選び、両国の理科教員が研究の成果を教室で実現する試みを実行できるよう図った。 経済社会的、歴史的、文化的に条件がきわめて異なる両国の児童に共通の教育価値、効果を付与できるよう、研究テーマは「地球の未来についてどう教えるか」とし、両国の小中学校の教室で使える持続可能な開発のための教育の共通の学習モジュールの作成を行った。具体的成果として、国際ティーム・ティーチングの学習モジュール、特定テーマについて「過去・現在・未来」を比較しつつ教える学習モジュールを作成した。 研究成果としては、持続可能な開発の教育のための学習モジュール集、共同研究成果報告書に加えて、研究プロセスを描写するビデオ報告を作成した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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