研究課題
基盤研究(B)
白亜紀中期のAlbian期最初期(1億1300万年前)には,テチス海~大西洋において広く無酸水塊が発達し,海洋生物の絶滅が起こった.このイベントの発生メカニズムを明らかにするため,フランス南東部に露出するこの絶滅イベントの地層に対して,微化石の群集解析,堆積物の有機・無機化学分析および粘土鉱物分析を行った.その結果,このイベントは,温暖化に伴い,陸域が湿潤化し,大量の栄養塩が陸から海に流れ込んだため,海洋表層が富栄養化し,無酸素水塊が発達したことが明らかとなった.
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Journal of Systematic Palaeontology
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