研究課題
基盤研究(B)
本研究の目的は以下を明らかにすることであった。1) 永久凍土の水分量の違い、凍結・融解状態でのレーダの散乱特性の解明。2) 衛星データを用いて、永久凍土の水分量の違い、凍結・融解を広範に推定するアルゴリズムの作成3) シベリアで凍結/融解マップを作製し、温暖化が住人の生活に与える影響を評価する。1)については、2層散乱モデルを提案し、PALSAR/フルポーラリメトリモードデータがモデルでよく再現できることを明らかにした(雑誌論文(3))。また、凍結・融解状況による違いで、後方散乱係数の値が大きく異なることを示した(雑誌論文(7))。2)については、上記の結果を元に、アルゴリズムの提案を行った(雑誌論文(7))。3)については、PALSAR/full polarimetryモードのデータを用いてロシアのレナ川沿いの凍結/融解マップを作製した。そして、2007年にロシアのMarkhaという町で起こった大規模極域洪水の原因が、急激な地表面の融解である可能性があることを明らかにした(雑誌論文(9))。
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