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2013 年度 実績報告書

スマトラ島沖地震被災地における都市部近郊の大規模再定住地の居住環境に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22404017
応募区分海外学術
研究機関奈良女子大学

研究代表者

山本 直彦  奈良女子大学, 生活環境科学系, 准教授 (50368007)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワード再定住地 / インド洋大津波 / 住宅供給 / バンダアチェ / インドネシア
研究概要

H25年度は、研究最終年度であることを踏まえて、まず、まとめとなる査読論文の執筆・投稿を行った。査読論文では、バンダアチェ市内外の二つの再定住地入居者の入居までの履歴を明らかにし、その上で、主に立地の違いを視点に両再定住地の入居者の生活再建状態を比較しながら、特に郊外に高台移転し市街地から離れた再定住地の現在の問題を把握し、その入居者の今後の定住や転出の可能性を考える上での知見や判断材料を得ることを主な目的とした。以上を考えるにあたって、生活再建の内容を整理すること、生活再建項目の調査結果を見るにあたり調査地域特有の事情を踏まえた考察の枠組みを提示することも論文執筆の目的の一部とした。論文中で比較考察の対象としたのは、台湾の仏教系宗教財団である慈済基金会の援助で市内パンテリーPanteriek 地区の遊水池を開発した再定住地(以下、「パンテリー地区慈済再定住地」)と郊外の大アチェ県Kabupaten Aceh Besar の丘陵地ヌーフンNeuheun に建設された再定住地のうち中国慈善協会China charity Federation による再定住地(以下、「ヌーフン地区中国再定住地」)の二つである。
またすでに論文執筆のためのバンダアチェ市における調査はほぼ完了しており、論文査読者のコメントも特に追加で現地調査を行う必要があるものではなかった。このためH25年度の現地調査は、バンダアチェ市と同じスマトラ島で、西スマトラ地震による被害を受けたパダン市およびその郊外のパダンパリアマン郡の復興状況の視察を行い今後の研究展開の参考とした。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 2004 年インド洋大津波後にインドネシア・バンダアチェ市とその近郊に建設された再定住地の居住者履歴と生活再建-慈済基金会と中国慈善協会の再定住地を事例として-2014

    • 著者名/発表者名
      ハイルル・フダ,山本直彦,田中麻里,牧紀男
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集

      巻: 第697号 ページ: 597-606

    • 査読あり
  • [雑誌論文] インド洋大津波後のインドネシアにおける住宅再建 その5 大アチェ県ヌーフンの中国再定住地入居者の生活再建過程2013

    • 著者名/発表者名
      山本直彦, 田中麻里, 牧紀男, 向井洋一
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集

      巻: F-1分冊 ページ: 1089-1090

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公開日: 2015-05-28  

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