研究課題
本基盤研究の斬新な目的を達成するため、(1)海外共同研究者の協力のもとに、都市有機性廃棄物処理に関する着実な現地情報の入手、(2)現地の都市有機性廃棄物の性状やニーズに合わせて、対象モデル地域における低エネルギーコストの熱分解・炭化処理技術や廃棄木質バイオマスのフェノール液化・樹脂合成技術の選定、基礎査定、(3)化石代替燃料や代替合成樹脂素材技術における物理・化学的分子レベル諸特性の異分野統合解析、(4)対象モデル地域における炭化処理技術や素材化技術の安全性評価や利用システムへの政策提言、などについて、現地調査(H22)→技術評価・影響解析(H23)→非化石燃料・非化石複合素材化技術の適応普及・政策提言(H24)にて段階的に研究成果をあげていく予定である。平成22年度では具体的に以下の調査を実施した。1.文献調査、資料収集(中国都市有機性廃棄物、バイオマス(特に草本、農林業系)の利用動態など)2.モデル対象地域の選定、エネルギー利用形態、都市有機性廃棄物処理に関する現地調査・研究3.現地石炭火力発電所、ガス化炉の微粉炭燃料情報(石炭質、バイオマス添加率、発熱量の許容範囲等)4.現地視察、もみ殻を含む廃棄バイオマス燃焼装置の基本設計、仕様、普及状況の調査5.地域別の有機性廃棄物の排出分布図作成の上、処理技術の種類と普及実態把握6.モデル都市と周辺地域の有機性廃棄物種の選択・調査研究補助7.有機性廃棄物の炭化処理からの炭素資源量の算出
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環境科学会誌
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埼玉県産業技術総合センター研究報告
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http://www.env.gse.saitama-u.ac,jp/wang_oseiyo/Laboratory/subject.html