研究課題
基盤研究(B)
フィリピン国内において未調査の、耐旱性に関わるイネ遺伝資源の広範な調査を行った。続いて、種々の水ストレス条件に対するイネの適応性において重要な役割を果たす根の形質として可塑性を同定し、その関連QTLを第6染色体上に同定した。さらに、各対象栽培地域における水ストレスの特徴を定点観測によって把握した上で、水ストレス条件の異なる地域での栽培試験を実施し、可塑性を有する品種/系統が、とくに土壌水分変動が特徴である、天水田で高い乾物生産を示すことを見出した。根の可塑性は土壌要因との間に強い相互作用を示し、また土壌硬度×土壌水分の相互作用が根系発達と吸水機能に強く影響を及ぼすことを定量的に明らかにした。
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