研究課題
基盤研究(B)
本課題は、パプアニューギニアにおける熱帯熱マラリア原虫の薬剤耐性ダイナミズム解明を目的とした研究である。2000年にピリメサミン及びファンシダールが第一選択薬に加えられたが、その後から急激に耐性原虫が選択されていった。先にピリメサミンへの耐性が、後にサルファドキシンへの耐性が進み、2011年にはクロロキン及びピリメサミンへの耐性遺伝子は固定、サルファドキシン耐性遺伝子は80%を超えていた。サルファドキシン耐性原虫は東南アジアからの移入であった。アルテミシニン併用療法への治療政策の変更が現地に浸透し始めたのは2012年であり、期間中耐性原虫の出現は観察されなかった。
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