ベトナム戦争による枯葉剤が先天異常ならびに腫瘍発症に及ぼす影響に関する調査

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22406028
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 海外学術
• 研究分野: 外科学一般
• 研究機関: 愛知学院大学
• 研究代表者: 新美 照幸 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (60291762)
• 連携研究者: 吉川 史隆 名古屋市立大学, 医学研究科, 教授 (40224985) ; 井箟 和彦 名古屋大学, 医学部付属病院, 准教授 (60303640) ; 夏目 長門 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (90183532) ; 柳澤 繁孝 大分大学, 名誉教授 (90053222) ; 山本 英子 名古屋大学, 医学部付属病院, 助教 (10432262) ; 藤原 久美子 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (60404737) ; 井村 英人 愛知学院大学, 歯学部, 非常勤講師 (10513187) ; 梶山 広明 名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (00345886) ; 香月 武 愛知学院大学, 口腔先端科学研究所, 研究員 (70038868) ; 井村 英人 愛知学院大学, 歯学部, 非常勤講師 (10513187)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: ベトナム社会主義共和国 / 枯葉剤 / 先天異常 / 口唇口蓋裂 / 絨毛癌

研究概要

枯葉剤散布地域であるベトナム・ベンチェ省における先天異常の発生頻度は近年低下している。原因としては、枯葉剤の影響が軽減している可能性、母体環境の向上などが考えられる一方、出生前診断の普及によりわずかな奇形でも人工中絶が行われている可能性も考えられた。また、絨毛癌は、分娩数が増加しているのにもかかわらず、低下傾向であった。早期の胞状奇胎が流産として治療されることになどが原因として考えられた。

研究成果

• [学会発表] ベトナム・ベンチェ省における先天異常スクリーニング法 (2012)
  • 著者名/発表者名: 新美照幸,井村英人,大野磨弥,藤原久美子,夏目長門
  • 学会等名: 第24回日本小児口腔外科学会総会・学術大会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 20121124-25
• [学会発表] ベトナム・ベンチェ省における先天異常診断法の実態調査 (2012)
  • 著者名/発表者名: 新美照幸,井村英人,大野磨弥,藤原久美子,夏目長門
  • 学会等名: 第36回日本口蓋裂学会総会・学術集会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2012-05-24
• [学会発表] ベトナム社会主義共和国ベンチェ省における先天異常発生調査2009年調査実施分 (2011)
  • 著者名/発表者名: 新美照幸,藤原久美子,井村英人,吉田和加,南克浩,古川博雄,鈴木聡,加藤大貴,夏目長門
  • 学会等名: 第35回日本口蓋裂学会総会・学術集会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 20110525-26
• [学会発表] ベトナム社会主義共和国ベンチェ省における先天異常モニタリング調査2009年分の調査より (2011)
  • 著者名/発表者名: 新美照幸,藤原久美子,井村英人,南克浩,古川博雄,鈴木聡,加藤大貴,夏目長門
  • 学会等名: 第54回日本口腔科学会中部地方部会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2011-10-01