研究課題
基盤研究(B)
日本人と韓国人は遺伝的に極めて近縁な関係にあるが、両国の国家統計を比較すると韓国人に比べ日本人は歯周病有病率が高い傾向にあるといえる。この差は口腔細菌叢の構成の違いに起因する可能性があるため、採取した唾液から細菌叢構成の比較を行った。韓国人に比べて日本人の口腔マイクロバイオームではNeisseriaの割合が少なく、Prevotella、Veillonellaがより優勢であった。我々の以前の研究では歯周炎患者の唾液でPrevotella、Veillonellaがより高比率を占めていた。これは、口腔細菌叢の構成の違いが韓国人よりも日本人に歯周病有病率が高い理由である可能性を示唆している。
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