研究課題
信頼性を向上させるための情報ネットワーク構成法を研究の主対象とする。本研究は次の2段階に分けて研究を推進する。(1) ネットワーク最適化問題に着目し、耐故障性に関する理論的基礎(特性化や理論上高速な解法の開発)の充実、計算機実験に基づいて実用面・運用面を考慮した高性能な逐次・並列・分散解法の開発を行う。(2) (1)の結果を相互利用し、故障確率を考慮したネットワークの信頼性評価や構築方法に関連して、実用性が高い状況の定式化、信頼性の評価方法、そして構成方法の開発を行う。成果としては、以下の通り合計で研究論文9件の出版がある。(1) (a)グラフ点被覆問題に関する研究(3件)。(b)実用的なスケジューリングに対する解法の高精度化および高速化に関する研究(1件)。これはネットワーク運用で必要なスケジューリングに関係している。(d)ペトリネット(ベクター加算システムの具体的モデル)に関する研究(2件):最適初期資源配分問題の解法に関する研究。これはネットワーク運用・スケジューリングに関係している。(2) (a)確率フローネットワークの点容量割り当てに関する研究(1件):既存解法の解精度向上を行った。(b)確率ネットワークの信頼性評価法に関する従来手法の改良手法の提案(2件):実用性が高い状況の定式化とその解法の提案についての結果が存在していたので、その既存手法の計算時間や使用メモリについて効率が悪いことを明らかにし、その改良手法を提案した。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (7件)
IEICE Trans. Fundamentals
巻: Vol.E96-A, No.6 ページ: (未定)
巻: Vol.E96-A, No.2 ページ: 540-553