研究課題
同じ配列を参照するロード命令を連続するように集約し,キャッシュのヒット率を向上させる部分冗長除去の応用手法を提案した.さらに,ロード命令の集約を,次元が一致するものを優先させるように拡張することによって,さらにキャッシュのヒット率を向上させるように改良した.また,要求駆動型部分冗長除去を,大域値番号付けに基づいて冗長性を発見できるように拡張することによって,変数の生存期間の伸長を抑えながら,より多くの冗長性を除去できる手法を提案した.さらに,この大域値番号付けに基づく要求駆動型部分冗長除去法を,ループの繰返し間で同じ値を保持する配列参照に適用できるように拡張することによって,スカラ置換を実現する手法を提案し,その実現を進めている.本手法によって,任意の制御構造をもつループを含め,プログラム全体に対してスカラ置換を実現することができるようになる.
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Proc. of IEEE International Symposium on Parallel Architectures, Algorithms and Programming, PAAP'12
巻: なし ページ: 149-156
信学技報,電子情報通信学会
巻: Vol.112,No.164 ページ: 115-119