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2012 年度 実績報告書

確率的言語モデルを用いたソフトウェア解析の研究

研究課題

研究課題/領域番号 22500037
研究機関南山大学

研究代表者

沢田 篤史  南山大学, 情報理工学部, 教授 (40273841)

研究分担者 野呂 昌満  南山大学, 情報理工学部, 教授 (40189452)
張 漢明  南山大学, 情報理工学部, 准教授 (90329756)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードソフトウェア解析 / ソフトウェア進化 / アーキテクチャ設計 / 確率的言語モデル / ソフトウェアコーパス / コードインスペクション / 検証方式
研究概要

本課題では,前年度までの調査および研究開発成果に立脚し,研究計画時に策定した三つの重点研究項目について研究開発を実施した.ソフトウェア解析およびソフトウェア進化に関する包括的な動向調査を継続しながら洗練するとともに,当該研究課題の位置づけをさらに整理した.また,構築したソースコードインスペクションツールCDIのためのソフトウェアアーキテクチャについては,統合的な検査仕様記述方式の組込みを容易にするための改良を行った.
(a)ソフトウェアコーパスの構築に関する研究では,ソフトウェア進化研究の包括的な文献調査を行った.さらに,プログラム書き換え支援や,サービス指向アーキテクチャにおける統合支援への確率モデルの適用について検討を行った.さらに,組込みソフトウェアを取り巻く環境の仕様を記述する手段として確率モデルをとらえ,形式手法への適用について検討を行った.特に後者は大規模な事例の入手が困難であることから具体的なコーパス作成には至らなかったが,適用可能性についての知見を得ることができた.
(b)確率的言語モデルの構築に関する研究では,確率モデルを利用した検査の実現に向けて,前年度までに構築・改良したソースコードインスペクションツールにおける,検査仕様記述方式の開発を行った.この方式では,検査仕様を有限オートマトンに基づいて記述するものであるが,遷移やイベントの発生に確率的要素を導入すること,さらに具体的な検査論理をプログラミングすることで,インスペクション仕様の記述が可能な構成となっている.
(c)開発支援ツールの整備に関する研究では,(b)で開発を行った有限オートマトンに基づく検査仕様記述に基づき,検査論理に対するプログラム,検査論理のテストケースを自動生成するツールなどの整備を行った.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] Dependency Based Approach for Software Analysis Web Services Replacement2012

    • 著者名/発表者名
      C. Wijesiriwardana, G. Ghezzi, E.Giger, A. Sawada, H. Gall
    • 雑誌名

      Proc. the 19th Asia-Pacific Software Engineering Conference

      ページ: 294-299

    • DOI

      DOI:10.1109/APSEC.2012.130

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ソフトウェア進化研究の分類と動向2012

    • 著者名/発表者名
      大森隆行,丸山勝久,林晋平,沢田篤史
    • 雑誌名

      コンピュータソフトウェア

      巻: Vol.29,No.3 ページ: 3_3-3_28

    • DOI

      DOI:10.11309/jssst.29.3_3

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 属性付き字句系列に基づくソースコード書き換え支援環境2012

    • 著者名/発表者名
      吉田敦,蜂巣吉成,沢田篤史,張漢明,野呂昌満
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌

      巻: 53巻 ページ: 1832-1849

    • 査読あり
  • [学会発表] アーキテクチャ指向開発における形式手法適用に関する考察2013

    • 著者名/発表者名
      張漢明,野呂昌満,沢田篤史,吉田敦,蜂巣吉成
    • 学会等名
      情報処理学会組込みシステム研究会
    • 発表場所
      対馬市交流センター
    • 年月日
      20130313-20130314
  • [学会発表] SOAに基づくシステムのためのアプリケーションプラットフォームのプロダクトライン化に関する研究2013

    • 著者名/発表者名
      江坂篤侍,野呂昌満,沢田篤史
    • 学会等名
      情報処理学会ソフトウェア工学研究会
    • 発表場所
      化学会館
    • 年月日
      20130311-20130312
  • [学会発表] フォールトパターンを用いたデバッグ支援2012

    • 著者名/発表者名
      張漢明,沢田篤史
    • 学会等名
      日本ソフトウェア科学会第19回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ
    • 発表場所
      ゆふいん山水館
    • 年月日
      20121213-20121215
  • [学会発表] ネットワークの振る舞いに依存するシステムへの形式手法の適用の検討2012

    • 著者名/発表者名
      吉田信明,張漢明,沢田篤史,中村行宏
    • 学会等名
      電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会
    • 発表場所
      広島市立大学
    • 年月日
      20121101-20121102
  • [学会発表] 並行システム記述におけるフォールトパターンに関する考察2012

    • 著者名/発表者名
      張漢明,野呂昌満,沢田篤史,横森励士,吉田敦,蜂巣吉成
    • 学会等名
      電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会
    • 発表場所
      広島市立大学
    • 年月日
      20121101-20121102

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公開日: 2014-07-24  

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