研究概要 |
本研究は3年間に渡って進めていくが,初年度にあたる平成22年度の研究成果は以下の通りである 1. 差分シナリオの定義 既開発のシナリオ記述言語で表された任意の2種類のシナリオ(システムAとシステムBのシナリオ)に対して,名詞の違いとイベント文の違いを2つのシナリオの差分(差分シナリオ)として定義した 2. 差分シナリオの抽出手法の確立 シナリオ記述言語で表された任意の2種類のシナリオ(システムAとシステムBのシナリオ)から差分シナリオを抽出する手法を確立した 3. 差分シナリオを用いたシナリオ生成手法の確立 差分シナリオをシステムAの他のシナリオ群に適用することによって,システムBのシナリオ群の生成する手法を確立した 4. シナリオ生成手法に基づくシステムの試作 確立した手法に基づくプロトタイプシステムの開発に着手し,設計を完了した 5. 差分シナリオを用いたシナリオ類似度の数量化手法の確立 差分情報を基に2つのシナリオの類似度をシステムと振舞いの2つの観点から数量化する手法を確立した これらの成果,および関連する研究の成果は、学会論文誌1編(フルペーパー),査読付き国際会議論文3編,学会研究会報告3編において発表している
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