- 前年度までのテスト用システムを拡張した。具体的には、10Gb接続どうしの接続、および、単独のGbで実現していた対象ネットワークシステムを、クライアント側の接続としてのGbを10本まで増やせるシステムを構築した。これにより、アプリケーションサーバが通信帯域の上限にたっする前に性能低下する現象を、10Gb同士での接続で観測、確認できるだけでなく、複数のGbと10Gbとの間でも観測、確認できるようになった。 - 上記システムにおいて、複数のネットワーク(スイッチの設定)状況を想定した環境を設定し、基本的通信性能の測定を行った。具体的には、サーバとクライアントが同一のネットワークのとき、ルーティングしているとき、クライアントがそれぞれ異なる VLAN を利用して tag としてサーバと通信しているときを設定し、それぞれの実験環境における通信帯域の特性として iperf によるクライアント-サーバ間の性能測定を行った。 - 前年度に10Gbどうしを接続したネットワークにおいて確認した、通信帯域の上限にたっする前にアプリケーションとクライアントの間の通信性能が低下する現象を、上記テストシステムの、上記のそれぞれのコンフィギュレーションにおいて、再現実験を行い、環境どうし、および、基本通信性能との比較を行った。
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