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2010 年度 実績報告書

P2Pビデオ配送機構の開発とその実環境での評価

研究課題

研究課題/領域番号 22500055
研究機関滋賀大学

研究代表者

森 將豪  滋賀大学, 経済学部, 教授 (90024942)

研究分担者 柴田 直樹  滋賀大学, 経済学部, 准教授 (40335477)
キーワードネットワーク / ビデオマルチキャスト / トランスコード
研究概要

MTcast方式を拡張し,異なる品質要求(ビットレート,ピクチャサイズ,フレームレート,音声チャンネル数,等)を持つ多数のユーザに対して,サーバから一度にビデオを配送できる効率の高いP2Pベースのオーバーレイネットワーク・ビデオストリーミング機構を考案し,実環境に近い環境下で実験・評価を行い実用化への一提案とするという研究目的にそって,以下の事について検討し成果を得た.
改良したMTcast方式そのままでは,AS間のバックボーン帯域を消費し,数十万人規模の視聴者数に対応させることは不可能であるので,消費バックボーン帯域を抑制する形で配信木を改良し最適化する必要がある.具体的には,最もバックボーン帯域を浪費している枝を見つけ,これらの間でノードを交換することにより,帯域の消費を抑えることが可能となる.そのためには消費帯域等の測定が不可欠であり,オーバヘッドが少ない測定方法が重要となる.測定方法として,単純にホップ数を使用するのがよいのか,あるいは帯域測定ツール等を使用して行うのがよいのか,等について詳細に検討した.
検討の結果,通信品質に影響を与えるprobe packetsを新たに送信することなく,過去に測定した経路品質より現在の経路品質を推定する手法を新たに提案した.そして,提案手法のプロトタイプを実装し,Planetlab上で予備的な実測実験を行い提案手法の有用性を確認するとともに,その結果の研究報告を行った.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 過去に観測された品質からのオーバーレイリンク品質の推定手法2011

    • 著者名/発表者名
      柴田直樹・安本恵一・森将豪
    • 学会等名
      情報処理学会マルチメディア通信と分散処理研究会Vol.2011-DPS-147 No.22
    • 発表場所
      岡山大学
    • 年月日
      2011-06-03

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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