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2012 年度 実績報告書

P2Pビデオ配送機構の開発とその実環境での評価

研究課題

研究課題/領域番号 22500055
研究機関滋賀大学

研究代表者

森 將豪  滋賀大学, 経済学部, 教授 (90024942)

研究分担者 柴田 直樹  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 准教授 (40335477)
研究期間 (年度) 2010-10-20 – 2013-03-31
キーワードネットワーク / ビデオマルチキャスト / トランスコード / PlanetLab / 3D画像
研究概要

ビデオ映像の配信に際しては,それを再生するデバイスの種類と視聴する個人の特性を考慮することの重要性が増してきている.特にユーザが両眼立体視映像をごく自然に知覚するためには,画面のサイズおよび視聴者のディスプレイからの距離と,カメラで撮った左右の映像の視差角が対応している必要があり,さまざまなデバイスや視聴距離に対応させるためには,それらに適した視差角で撮られた両眼立体視ビデオを再生する必要がある.
本研究では,ユーザの表示デバイスからの距離と,測定した視力に基づいて,再生するビデオの視差角と解像度を最適化するためのビデオ撮影・表示方式を提案している.
提案手法では,人間の左右の目の間の距離を1とし,カメラ間の距離がそれぞれ4, 1, 2 の間隔で配置された4台のカメラで撮影したビデオ映像を同時に配信し,表示側で適切な組み合わせを選択することで立体視効果の強さを6段階に切り替えて両眼立体視対応ディスプレイに表示する.適切な視差角は,ユーザの視点から見たビデオの画角に依存するため,提案システムでは3Dメガネに取り付けたARマーカを視聴デバイスに取り付けたカメラで読み取ることにより測定し,ユーザが視聴位置を変えても自動的に最適な視差角に調整している.
ユーザのディスプレイからの距離と測定したユーザの視力に基づいて,再生する両眼立体視映像における左右それぞれの目に提示されるビデオの視差角と解像度を最適化するシステムを構築し,実験を行ってその有用性を確認するとともに,ユーザの満足度を損なうことなく必要帯域を削減するビデオ配信手法の実現のための知見を得た.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Estimation of overlay link quality from previously observed link qualities2013

    • 著者名/発表者名
      Sun Weihua
    • 雑誌名

      Proc. of the 10th Annual IEEE Consumer Communication Networking Conference (CCNC2013)

      巻: 2013 ページ: 582-585

    • 査読あり
  • [雑誌論文] A Method for Overlay Network Latency Estimation from Previous Observation2013

    • 著者名/発表者名
      Sun Weihua
    • 雑誌名

      Proc. of the 12th International Conference on Networks (ICN2013)

      巻: 2013 ページ: 95-100

    • DOI

      ISBN : 978-1-61208-245-5

    • 査読あり
  • [学会発表] 視聴距離・視力に合わせた最適な立体視ビデオ再生システム

    • 著者名/発表者名
      柴田直樹
    • 学会等名
      情報処理学会 DPSWS2012
    • 発表場所
      ホテル奥道後(愛媛県)

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公開日: 2014-07-24  

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