• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

省オペレーションな次世代超高精細映像転送を可能にするインターネット基盤技術の研究

研究課題

研究課題/領域番号 22500058
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

藤川 和利  奈良先端科学技術大学院大学, 総合情報基盤センター, 准教授 (30252729)

研究分担者 砂原 秀樹  慶應義塾大学, メディアデザイン研究科, 教授 (20206577)
猪俣 敦夫  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 特任准教授 (90505869)
キーワード高信頼性ネットワーク / 計算機システム / 情報通信工学
研究概要

本研究課題では,ネットワーク管理者の作業をほとんど必要としない形でユーザがネットワーク資源を確保することができるネットワークアーキテクチャモデルの構築を目的としている.平成22年度は,事前のネットワーク設定が必要なVLANの設定を行わず,通常のレイヤー3の経路制御に従ったインターネットを利用する形で,非圧縮ハイビジョン映像の伝送環境の構築に取り組んだ.レイヤー3での伝送が可能になれば,VLANを利用する時に必要である膨大な設定や工数が不要となる.また,レイヤー3での動的な経路制御の恩恵を受けることが可能になり,経路障害発生時の迂回や経路増強時の経路改善変更など,有効に働く経路制御を映像データ伝送に活用することが可能になる.レイヤー3でのハイビジョン映像伝送環境を構築するために,実際に使用する伝送経路に対して,公表されている帯域と実際のネットワーク機器への調査を行い,映像データの伝送が可能であることを確認しなければならない.このため,利用可能なネットワーク経路の事前設定しておき,映像伝送時に経路の利用可能状態を逐次計測し,レイヤー3の機能により経路を動的にすばやく変更することができるよう,パラメータ設定を行う機構を構築した.また,ネットワークの輻輳時に伝送される映像の乱れを最小限に抑えるため,パケットマーキング機構およびパケット優先破棄機構を構築した.このパケットマーキング・パケット優先破棄機構とレイヤー3が持つ動的経路選択機構を併せることにより,非圧縮ハイビジョン映像が乱れや途切れることなる伝送可能であることが,実証実験により確認できた.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 氾濫するディスプレイと高品位伝送方式2010

    • 著者名/発表者名
      油谷曉, 猪俣敦夫
    • 雑誌名

      情報処理学会学会誌

      巻: Vol.51 ページ: 527-527

    • 査読あり
  • [学会発表] Proposal of Smooth Switching Mechanism on P2P Streaming2010

    • 著者名/発表者名
      寺田直美, 猪俣敦夫, 藤川和利, 砂原秀樹, 他
    • 学会等名
      Int'l Sympo.on Disributed Computing Disributed Computing and Artifrial Intelligence 2010
    • 発表場所
      バレンシア工科大学(スペイン)
    • 年月日
      2010-09-08

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi