• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

オールパスフィルタを用いた動画像ウェーブレット符号化

研究課題

研究課題/領域番号 22500083
研究機関電気通信大学

研究代表者

張 熙  電気通信大学, 大学院・情報理工学研究科, 准教授 (40251706)

キーワード動画動符号化 / 3Dウェーブレット / オールパスフィルタ / 情報圧縮
研究概要

現代の高度情報化社会にとって、音声や画像といったマルチメディアの蓄積や伝送技術は,必須の技術となっている.特に,ディジタル画像は,他のメディアに比較して,その情報量がきわめて膨大である.そのため,画像を伝送または蓄積する際,情報圧縮して情報量を削減する必要がある.その符号化技術の開発は,ますます重要となっていく.動画像の情報量は,静止画像の数十倍で,非常に膨大である.動画像圧縮にウェーブレット変換を応用して圧縮性能を向上させる研究が多くあるが,最も単純な方法は,空間方向にウェーブレット変換を使用するものである.さらに,時間方向においても,ウェーブレット変換を用いて,時間方向の相関を低減し,情報量の削減を図る.空間と時間方向の両方において,ウェーブレット変換を使用する手法は,3Dウェーブレット符号化と呼ばれている.3Dウェーブレット符号化では,時空間の相関を同時に利用することで,動画像の圧縮性能の改善が可能となる.本研究では,オールパスフィルタを用いたウェーブレットフィルタバンクを動画像圧縮に応用し,オールパスフィルタによる3Dウェーブレット符号化技術を開発する.オールパスフィルタを用いたウェーブレットフィルタバンクは,直交性、対称性やレギュラリティなどの条件を同時に満たすことができるため,動画像の圧縮性能の向上が期待できる.さらに,ウェーブレット変換のシフト不変性の欠如による画質劣化(フリッカー)を改善することを目指す.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Design of Hilbert Transform Pairs of Orthonormal Wavelet Bases Using IIR Filters2010

    • 著者名/発表者名
      王戴維、張煕
    • 学会等名
      ISCIT 2010
    • 発表場所
      明治大学,東京
    • 年月日
      2010-10-28
  • [学会発表] Flicker Reduction for Motion JPEG2000 Using Wavelet Thresholding2010

    • 著者名/発表者名
      張煕、田中敦
    • 学会等名
      ICIP 2010
    • 発表場所
      香港,中国
    • 年月日
      2010-09-28
  • [学会発表] Design of Allpass Filters with Specified Degrees of Flatness and Equiripple Phase Responses2010

    • 著者名/発表者名
      張煕
    • 学会等名
      SIGMAP 2010
    • 発表場所
      アテネ,ギリシャ
    • 年月日
      2010-07-28

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi