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2011 年度 実績報告書

国際標準Ajax版日本現存朝鮮古書原文画像データベース・システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 22500085
研究機関富山大学

研究代表者

高井 正三  富山大学, 総合情報基盤センター, 教授 (80206705)

研究分担者 藤本 幸夫  麗澤大学, 大学院・言語教育研究科, 教授 (70093458)
キーワードデータベース / 朝鮮古書書誌DB / 古書原文画像DB / Ajax技法 / Unicode / Javaシステム
研究概要

本研究の目的は,元富山大学人文学部教授藤本幸夫が36年以上にわたって実地調査・収集した,日本現存朝鮮古書に関する28項目の書誌情報約16,000件のすべてと,その時撮影した日本現存朝鮮古書の原文画像26,543枚の総てをデータベース(DB)化し,国際標準のAjax版の画像閲覧DBシステムとして完成し,活用できるようにして,このDBの名称をDOKB(Data Base of Old Korean Books existed in Japan)として世界に公表し,全世界の朝鮮及び朝鮮本の研究者に提供することである.
具体的目標は,残る経・史・子部の13,000件をDB化するとともに,古書の原文画像26,543枚をディジタル化し,このDOKBに追加し,原文を高解像度画像で提供することによって,研究室に居ながら,原著文献の内容のみならず,刻手名の研究,古書の角質や蔵書印の研究が可能となるように,高解像度画像データを提供し,Google Mapsのように,Webブラウザで画面遷移なしに前後左右の移動,縮小拡大,回転表示など,軽快な閲覧ができるよう,Ajax版の画像DBアクセス・ツールを開発・整備することである.平成23年度は,既にディジタル化原文フィルム画像のうち,4,292枚の画像について,ページが連続するPNG形式画像を取り出して,Ajaxによる表示ツールで配信するために,256×256ピクセルの画像に分解して,位置や解像度の情報を組み合わせ,保存する作業を終了した.
また,Ajax版の画像表示ツールは,Java,JSP(Java Server Pages)を使用してPC上で開発・テストを終了し,現在はServer Side版を実現するため,Windows Server 2008R上への移植作業を実施している段階である.
残る課題は,収集したすべての画像のディジタル化と画像の切り出し,形式変換,256×256ピクセルの画像への分解作業,原文画像のメタデータの作成と現行DOKBとの結合・テストで,24年度中に完成させるべく,作業を継続中である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

Ajaxによる表示ツールで配信するための,256×256ピクセルの画像の分解に,Hot Soup Processorなるシステムを導入して,バッチ処理で効率的な分解作業が進展し,Ajax版の画像表示ツールもPC上に開発を終了し,Server Side版への移植作業中であること.

今後の研究の推進方策

今後の課題は,収集したすべての画像フィルムの内,残る画像のディジタル化と画像の切り出し,PNGへの形式変換,256×256ピクセルの画像への分解作業,原文画像のメタデータの作成と現行DOKBへの追加,結合・テストでである.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [図書] 大学生の情報リテラシー2012大学生のICT活用標準テキスト[第6版]2012

    • 著者名/発表者名
      高井正三, 上木佐季子, 新里泰孝
    • 総ページ数
      438
    • 出版者
      富山大学出版会
  • [備考]

    • URL

      http://www.itc.u-toyama.ac.jp/DOKB/

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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