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2010 年度 実績報告書

触知覚・運動モデルに基づく触覚通信の品質向上

研究課題

研究課題/領域番号 22500095
研究機関放送大学

研究代表者

大西 仁  放送大学, ICT活用・遠隔教育センター, 准教授 (40280549)

研究分担者 望月 要  帝京大学, 文学部, 准教授 (80280543)
キーワード触覚 / 知覚 / 心理物理 / 定量モデル / 体感品質(QoE) / 通信ネットワーク / サービス品質(QoS)
研究概要

(1)ヒトにおける弾性の知覚を定量的に予測するモデルを構築した。これまでに弾性の知覚は物理的な力/距離とは異なることを心理物理実験により明らかにした。実験結果を基に、ヒトは弾性を反力の時間積分として知覚しているというモデルを構築した。構築したモデルは、通信ネットワークの伝送遅延などにより、出力が遅延する場合の弾性知覚の変化も高精度で予測することができた。
(2)弾性、粘性、慣性といった機械インピーダンスの定性的な感じ分けを説明、予測するモデルを構築した。構築したモデルは、反力のダイナミクスを自己組織化学習し、や熟練による感覚の鋭敏化や錯覚の説明、予測を目指している。今年度は、反力ダイナミクスのパタン分類動作の確認を行い、大まかに弾性、粘性、慣性が弁別されていること、ダンパーの出力が遅延するとバネと誤認されるという興味深い錯覚が予測されることが確認された。
これらの成果は、通信ネットワークのエラーや遅延により触覚装置の出力が乱れた時の、ユーザの知覚の変化を予測し、操作性低下を補償することへの応用を目指している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 機械的性質の触運動知覚モデル(2)2011

    • 著者名/発表者名
      大西 仁・望月 要
    • 学会等名
      電子情報通信学会コミュニケーションクオリティ研究会
    • 発表場所
      やすらぎ伊王島
    • 年月日
      2011-03-08

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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