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2012 年度 実績報告書

携帯デバイスのためのマルチセンソリー個人認証方式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 22500105
研究機関宇都宮大学

研究代表者

長谷川 まどか  宇都宮大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80322014)

研究分担者 加藤 茂夫  宇都宮大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00143529)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードユーザブルセキュリティ / 個人認証 / グラフィカルパスワード / ヒューマンインターフェース
研究概要

本研究は,携帯デバイスを対象としたマルチセンソリー認証方式の開発を目的としている.現在,携帯デバイスでの認証にはパスワードなどが多用されているが,覗き見への耐性の面で問題がある.本研究では,画像などの視覚情報,音声などの音響情報,振動などの触覚情報といった複数の知覚要素を組み合わせて認証に利用することで,覗き見への耐性が高くかつユーザが使いやすい認証方式の開発を行っている.また,携帯端末を振る動作などの行動的特徴を認証に利用する方式の検討も行っている.
本年度は,ウェーブレット変換を利用して重畳した画像(ハイブリッド画像)を画像選択型認証に使用することを目的とし,画像の重畳度合を評価するための客観的評価尺度の構築を行った.具体的には,画像のSURF特徴を利用し,重畳する2枚の画像それぞれについて特徴点とその強度を表すバイナリマップを求め,マップの一致度で重畳度を測る方式である.本評価尺度とユーザーの主観による評価値との比較を行った.
また,携帯端末上で動作するマルチセンソリー認証ソフトウェアを開発し,ユーザテストを行った.画像情報としては数字,動物のアイコン,色,音の長短や高低を表すアイコンなどを用意し,音響情報としては各画像情報を想起可能な効果音やナレーションを用意した.ユーザテストの結果,画像情報,音響情報の相互の関連が深く,内容が直感的に理解しやすいものを使用した場合に認証成功率,認証時間とも良好な結果を得られることが明らかとなった.
これらの成果は,情報処理学会研究会,電子情報通信学会総合大会,国際会議等で発表を行った.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] マルチセンソリー認証方式のための聴覚情報の提示法について2013

    • 著者名/発表者名
      磯貝尚明
    • 学会等名
      2013 年電子情報通信学会総合大会
    • 発表場所
      岐阜大学
    • 年月日
      20130319-20130322
  • [学会発表] ハイブリッド画像を利用した画像選択型認証のための画像対選定に関する一検討2012

    • 著者名/発表者名
      高橋渓太
    • 学会等名
      情報処理学会SPT研究会
    • 発表場所
      北海道工業大学
    • 年月日
      20120719-20120720
  • [学会発表] On Design of Audio Instructions for Multisensory Authentication for Portable Touchscreen Device2012

    • 著者名/発表者名
      Madoka Hasegawa
    • 学会等名
      SOUPS2012
    • 発表場所
      Washington D.C.
    • 年月日
      20120711-20120713

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公開日: 2014-07-24  

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