研究課題
I.研究計画【平成22年度】に基づく研究実績セルオートマトン・アルゴリズムの研究(アルゴリズム設計)◆物体形状を簡略した図形に変形させるアルゴリズム物体形状を簡略化図形(ポリゴン:多角形)に変形するアルゴリズムを研究・開発した。物体に代表点を設定し、最短経路を形成する問題を局所演算に適用させる。線分要素を探す問題は、2点間の中点を繰り返し求める問題に帰着できる。これを繰り返す事で、離散空間上で任意角度の最短距離線図形を生成した。本アルゴリズムを2値化・輪郭抽出した任意物体画像に適用し、その代表点群から、3x3ウィンドウのみで曲線から線図形に変換する局所画像アルゴリズムを実証した。実写画像から2値化された物体を、単純な線図形に変換できることを確認した。◆超解像アルゴリズム・階調復元アルゴリズム局所演を用いて低解画高解像度化及び、階調復元するアルゴリズムを研究・開発した。高解像度化する際に、劣化した高周波成分(特に輪郭成分)を復元する問題を局所演算に適用させる。低い階調画像から、低解像・高解像に依存しない局所画像・輪郭抽出アルゴリズム(誤差拡散のようなざらついた画像からの輪郭成分抽出が可能)を開発し、輪郭を復元して、高い階調に復元する処理をソフトウェアで実装し、任意の低い階調画像(3bit)から、PSNR値40dB近い高階調画像復元を実証した。また、雑音のが多く含まれた画像からも輪郭が中失できることを確認した。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (5件)
ECTI-EEC Transactions
巻: Vol8 No2 ページ: 217-223
IEEJ Trans.EIS
巻: Vol.131, No.3 ページ: 490-497