研究課題/領域番号 |
22500117
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
吉田 健一 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (40344858)
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研究分担者 |
津田 和彦 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (50302378)
倉橋 節也 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 准教授 (40431663)
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キーワード | インターネット / ビジネス支援 / データマイニング / 電子商取引 |
研究概要 |
[研究の学術的背景] 近年の高速インターネット環境の急速な整備、および、電子商取引やネットオークションにみられるような社会インフラとしてのインターネットの重要性の増加に伴い、高速なネットワークに流れる大量のデータから実時間で価値のあるデータを見つけ出し、マーケティング等の経済活動に有用な情報を発見するための技術に対するニーズが高まっている。 [研究の目的] 本研究では上記社会的背景を考慮し、高速なネットワークに流れる大量のデータから実時間で価値のあるデータを見つけ出し、マーケティング等の経済活動に有用な情報を発見するための技術を、今迄の基盤研究で開発した技術をベースに研究している。 [H23年度の研究成果] 今年度は過去の科研で開発したスパム検知技術を発展させた著作権侵害ビデオの検出技術を国際学会 HIS2011およびIA2011で発表した。また、この研究成果に基づき、査読付論文1編を発表した。 [今後の研究計画] 電子商取引の活生化は幅広いテーマを包含しており、まだまだ検討すべき事項が残っている。特にステルスマーケティングが新たな社会問題となっているが、上記研究成果から、消費者をだますようなステルスマーケティングに耐性のある社会的人気の分析技術に着想を得ており、今後この点から研究を加速する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
昨年度と合わせ、査読付き論文5本、国際会議7件と、計画以上に研究成果が出ており、旅費や別刷り代金が科研費で賄いきれず、校費や委任経理金による出費を余儀なくされている。
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今後の研究の推進方策 |
前述のステルスマーケティングに耐性のある社会的人気の分析技術は社会的な影響が大きい。当初の研究目的の先を行く内容になるが、当初目的とも関連が深く、研究を進める。前述の旅費の不足については申請より予算が削られたことなどもあり対策できないため、成果の公表をあきらめることも考える。
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