研究概要 |
本研究では動画像の解析のため,大きな動きに対応でき,かつ,移動物体の各部の詳細な動きが分かるようなトラッキング手法の確立,および,これを実時間で実行するハードウェアの実現を目指した.その結果,形状の恒常性や連続性などの形状特徴を考慮することによるトラッキングおよびテンプレートサーチの高性能化が実現できることを明らかにした.また,コスト行列上でのマッチング位置の制約によって形状が考慮できることを示した.更に,ハードウェアでの高速処理に適したブロック類似度の計算方法を提案し,FPGAによりトラッキングを高速に処理するためのハードウェアのアークテクチャについて特許を出願した.
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