研究課題/領域番号 |
22500154
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
田中 直樹 神戸大学, 海事科学研究科(研究院), 教授 (90188318)
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研究分担者 |
鎌原 淳三 神戸大学, 海事科学研究科(研究院), 准教授 (60283917)
長松 隆 神戸大学, 海事科学研究科(研究院), 准教授 (80314251)
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研究期間 (年度) |
2010-10-20 – 2014-03-31
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キーワード | クラック / 路面画像 / モルフォロジィ / 形状抽出 |
研究概要 |
路面には、排水性・非排水性がありそのために路面の性状には前者のなめらかなもの、後者の粗いものの2種が存在する。本年度は昨年度に引き続いてこの路面性状の差異に対応することを課題とした。まず、修正cannyエッジアルゴリズムを用いたクラックの輪郭線を抽出、修正NiBlackアルゴリズムによる低輝度領域1の抽出を行い,前者との成長処理1を施す。修正ブラックハット演算により周りの画素と比べ特に沈み込んだクラック候補2を抽出し,p-タイル法による低輝度領域2まで成長させる成長処理2を施し、成長処理1・2で抽出された画像との論理積を求めクラック検出画像を得る。クラックの判定結果は出力されたクラック領域の長さ,輝度などからクラックの確からしさを確信度としてA:クラック B:目視による確認が必要 C:目視による判定を必要とするがクラックの可能性は低いの3段階の判定値を出力する。提案方式を用いて、非排水性・排水性路面共に目視判定結果と比較する実験を実施している。本年度は、さらに方式全体の処理をみなおし、システムの効率化を図るなど、システムのパフォーマンスを向上させている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ほぼ研究計画にそって進捗しており、所期の目標が達成できると考えられるため。
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今後の研究の推進方策 |
システム全体の構築を進め、実用に耐えうる性能を有するシステムの完成を目指す。
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