研究概要 |
本年度は,心身を活性化させる認知プロセスもつ知的な機能空間研究に関して,下記のa)認知に関するオントロジー,b)日常ログ収集,c)人センシングの高度化の各研究を発展させ,・見守りロボット・日常ログ可視化スマートフォン・知的車椅子ロボットの機能群として具現化する. a)認知に関するオントロジー研究:利用者の能力に応じ,心身の活性化を積極的に誘導する機能・日常の見守りロボットの・日常ログを用いた積極的な活性化誘導機能の具現化した.・日常の車椅子ロボットによる自力活用の自由意思走行・歩行補助・起立支援システムを開発した. b)日常ログの研究:日々変動する身体状態把握のため,人の日常動作からログに変換しデータベース化.・スマートフォン上へ収集ログをAR(拡張現実感)・VR(バーチャルリアリティ)を用いて情報可視化を実施、異常予兆の発見的手法(マイニング)へ結びつけた. c)システム基盤研究:人センシングの高度化・から・・日常の見守りロボットの自発性利用による人の状況のアクティブセンシング,・人の動作認識の高度化,・人の脈波からの「ストレス把握」手法の確立 本年度は,昨年度試作した,a)認知に関するオントロジー研究,b)日常ログの研究について,検証を行うとともに,昨年度進めた,人センシング高度化のための各種センシング設備による,・見守りロボットのアクティブセンシング,・人の動作認識の高度化,・人の脈波からの「ストレス把握」手法を利用し,高度化を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
連携研究者および研究協力者の協力の下,計画通りに進み,順調に進展している.平成23年度までに予定していた,個々のモジュールは完成しており,最終年度の統合および実証検証にむけた準備が進んでいる.
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今後の研究の推進方策 |
平成23年度に開発したシステムに基づき,不備な点を改良するとともに,下記のa)b)を実施する. a)認知に関するオントロジー研究:利用者の能力に応じ、心身の活性化を積極的に誘導する機能として,実際に開発した日常ログ収集システムと見守りロボットシステムとを融合し,実証検証を行う.無理のないストレスのない範囲で,自力で行えるよう,積極的な活性化誘導機能を具現化する.日常の車椅子ロボットによる自力活用の自由意思走行・歩行補助・起立支援に関して実証検証を行う. b)日常ログの研究:日々変動する身体状態把握のため、平成23年度までに開発した,人センシング技術を用いて,人の日常動作を観測する.さらに,得られた日常動作からログに変換しデータベース化し,拡張現実感やバーチャルリアリティを用いて情報の可視化,異常予兆の発見的手法(マイニング)へと結びつける。また獲得したデータベースから得られた知識をa)のオントロジー研究にフィードバックする.
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