• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

マルチモーダル言語に基づく生活支援ロボット

研究課題

研究課題/領域番号 22500179
研究機関日本大学

研究代表者

岡 哲資  日本大学, 生産工学部, 准教授 (00282921)

キーワード生活支援ロボット / マルチモーダル / 言語 / コミュニケーション / 音声 / ジェスチャ / タッチスクリーン / インタラクション
研究概要

一般利用者が生活支援ロボットとコミュニケーションするための双方向マルチモーダル言語の検討を行い、概要設計と部分的な詳細設計を行った。まず、タッチスクリーンと音声に基づく言語を設計した。利用者は、音声、タッチスクリーン上の画像の指差し、2Dジェスチャ、ボタン操作を組み合わせて意図を伝達する。ロボットは、音声、タッチスクリーン上の文字、アイコン、ボタンの表示によって、伝達済みの情報、ロボットの状態、利用者が伝達できる情報などを伝達する。また、物体移動の意図伝達ための言語を詳細設計し、21名の初心者による評価を行った。さらに、音声と両手の動きを利用して、ロボットの移動および物体の移動の意図を伝達する言語の概要設計を行った。言語の設計は、幅広い利用者によるロボットに支援要求を容易にするために重要である。これらの成果をもとに、今後マルチモーダル言語全体の詳細設計を行う。
音声及びタッチスクリーン上の画像とボタンの指さしに基づいて、利用者の意図を理解するシステムを実装した。両手の動きから利用者の意図に関する情報(例えば、合図、ロボットの移動量、物体の高さなど)を抽出するステレオ視覚システム、加速度センサとジャイロセンサを用いた、手の回転運動による意図情報抽出システム(ロボットの旋回方向や角度など)を実装し、生活支援ロボットへの応用の見通しを得た。
車輪型移動ロボットにノート型PC、タッチスクリーン、ステレオカメラ、距離画像センサ、ドリンクホルダ、カゴを搭載し、椅子に座った利用者とのコミュニケーションを想定した生活支援ロボットのハードウェアを構築した。また、グリッパつき7自由度アームと距離画像センサを組み合わせ、物の受け渡しが行える評価用プラットフォームを構築した。今後、専門知識のない利用者と生活支援ロボットのコミュニケーションに関する研究にこれらのハードウェアを活用する。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Commanding a humanoid to move objects in a multimodal language2010

    • 著者名/発表者名
      岡 哲資 、阿倍豊和、杉田薫、横田将生
    • 雑誌名

      Artificial Life and Robotics

      巻: 15 ページ: 17-20

    • DOI

      DOI:10.1007/s10015-010-0758-y

    • 査読あり
  • [学会発表] A multimodal language to communicate with life supporting robots through a touch screen and a speech interface2011

    • 著者名/発表者名
      岡哲資
    • 学会等名
      16^<th> International Symposium on Artificial Life and Robotics (AROB16)
    • 発表場所
      ビーコンプラザ(大文県別府市)
    • 年月日
      2011-01-27
  • [学会発表] User study of a life-supporting humanoid directed in a multimodal langauge2011

    • 著者名/発表者名
      岡哲資
    • 学会等名
      16^<th> International Symposium on Artificial Life and Robotics (AROB16)
    • 発表場所
      ビーコンプラザ(大文県別府市)
    • 年月日
      2011-01-27
  • [備考]

    • URL

      http://okalab.su.cit.nihon-u.ac.jp/users/oka/research/lsr/

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi