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2011 年度 実績報告書

感性商品開発のための感性情報提供システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22500189
研究機関東京電機大学

研究代表者

柏崎 尚也  東京電機大学, 理工学部, 教授 (60204385)

キーワード感性情報処理 / 感性パラメータ法 / あいまい検索
研究概要

主たる目的は,データの収集方法の開発と,あいまいなデータ処理である。この目的において,サーバ系およびモバイルツールを用いたデータ収集系の構築を行うことができた。まず,モバイル機器用のソフトを開発改善することができた。また,そのデータをインターネット経由でサーバに集約し,サーバ上でデータ処理を行うサーバ・クライアントシステムを構築できた。このシステムを用いることで,データ収集からデータ処理および傾向分析までを一連の作業で行うことができる。しかし,申請書にも記載したとおり,提供すべき商品開発に有用な感性情報の提示方法も重要である。データの分析結果を単に示しても改善の方向性を示唆することは難しい。感性パラメータ法は,非言語系の数値解析であるため,分析結果が言語表現ではない。また,得られる解析結果は明確な境界を持たない場合が予想され,結果の呈示にはなんらかの工夫が必要である。ある場合には,数値,言語への変換以外に,実体(色や香りそのもの)を含めて解析結果の呈示方法の開発をおこなう必要があるかもしれない。これら異なった要素を用いた提示方法が可能になるように,本年度は,数値以外の要素を用いた提示を可能とするために,曖昧的な要素間の結びつけを可能とする処理系についても検討した。具体的には,真-曖昧-偽の3状態からなる論理処理系を定義し,その論理演算によって要素のグループ分けおよび検索が可能になった。調査対象の要素以外への変換が可能になることで,調査対象の潜在的な共通点を見出すこともできるようになることが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

データベースの構築およびサーバ関連のプログラミングが順調に進んでいる。処理系と大量データ収集に不足分が生じている。

今後の研究の推進方策

処理系のアルゴリズムについて検討を進め,サーバソフトとして搭載していく。その結果を用いてデータ収集を積極的に行なっていく。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] りの感性評価に基づく感性パラメータの評価特徴に関する考察2011

    • 著者名/発表者名
      井ノ上寛人, 柏崎尚也, 春日正男
    • 雑誌名

      日本感性工学会論文誌

      巻: 10 ページ: 425-430

    • 査読あり
  • [備考]

    • URL

      http://www/kansei.ia.dendai.ac.jp/

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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