研究概要 |
紙面の文字情報は,印刷に適した美しく読みやすいフォントを用い,洗練された文字レイアウト技術によってユーザに提供されているものが多い。 しかしながら,生活への浸透が急速に続く携帯電話やパソコン(PC)、デジタルテレビ(DTV),大画面インフォメーションボードなどの画面から得られる文字情報は,ユーザに紙面のような読みやすい文字情報を提供しているとは言い難い。 本研究では,画面表示専用に研究開発したフォント技術をベースに,ユーザのライフスタイルを考慮し,ユーザと表示デバイスの視距離の変化に合わせて,文字を変形しレイアウトすることで,最も見やすい文字情報をユーザに提供する基盤技術の構築を目的としている。 平成23年度では、文字形状の変形(縦横変倍)時に、ユーザの視点と表示デバイスとの距離、角度を分析し、新たな知見を導出した。さらに,定性的な文言として広く使われている「一覧性」を定量化するために新聞記事における文字量の調査を行った。
|