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2012 年度 実績報告書

食嗜好と評価を目指した感性情報処理と複数センサの融合による味覚計測システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22500194
研究機関苫小牧工業高等専門学校

研究代表者

小島 洋一郎  苫小牧工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (50300504)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワード味覚 / センサ / 識別
研究概要

本年度は前年度の研究を踏襲し以下の実験を行った。
(1)センサアレイ集積化の検討
前年度得られた成果をもとに,味覚測定システムの応用ターゲットを絞り,それに必要な測定原理の異なるセンサを購入した。いくつかのセンサの集積化・アレイ化を図ったが、それぞれの特性を上手く活かし調整することまでは到達できなかった。
(2)センサアレイの応答パターン認識法の確立
上記(1)で得られた集積アレイ化したセンサの出力の解析方法,具体的には多変量解析・自己組織化ニューラルネットワーク・ファジィによるパターン認識法によるセンサ出力の解析方法を検討したが、最適な識別解析手法を見出すには至らなかった。
これらのことを踏まえて、学会発表を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度は前年度の研究を踏襲し、以下の実験を行ったが、進捗状況として多少遅れが生じている。
前年度得られた成果をもとに味覚測定システムの応用ターゲットを絞りこむための研究協力員が,若干不足していたことが理由として挙げられる。また、センサの集積化・アレイ化の調整に多少時間を要したことも遅れの要因として考えられる。(2)センサアレイの応答パターン認識法の確立
上記(1)で得られた集積アレイ化したセンサの出力の解析方法,具体的には多変量解析・自己組織化ニューラルネットワーク・ファジィによるパターン認識法によるセンサ出力の解析方法を検討したが、最適な識別解析手法を見出すには至らなかった理由として、時間の制約があったことも一因である。

今後の研究の推進方策

本年度は前年度の研究を踏襲し以下の実験を行う予定である。
(1)センサアレイ集積化の検討
前年度に引き続き、得られた成果をもとに味覚測定システムの応用ターゲットを絞り,いくつかのセンサの集積化・アレイ化を図り、これまでの遅れを挽回する。
(2)センサアレイの応答パターン認識法の確立
上記(1)で得られた集積アレイ化したセンサの出力の解析方法,具体的には多変量解析・自己組織化ニューラルネットワーク・ファジィによるパターン認識法によるセンサ出力の解析方法を検討し、最適な識別解析手法を見出すため、研究協力者のサポートを仰ぐことにする。

  • 研究成果

    (12件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (10件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 無機成分含有量と多変量解析による豚肉製品の分類2012

    • 著者名/発表者名
      合田元清, 小島洋一郎, 三上剛, 宇津野国治, 岩波俊介
    • 雑誌名

      日本味と匂学会誌

      巻: 19 ページ: 417-420

    • 査読あり
  • [学会発表] 化学成分データと統計的情報解析による食品分類に関する基礎検討

    • 著者名/発表者名
      小島洋一郎, 木村祐太
    • 学会等名
      日本食品工学会年次大会
    • 発表場所
      北海道大学
  • [学会発表] 無機成分含有量を利用した多変量解析による豚肉製品分類法の検討

    • 著者名/発表者名
      合田元清, 小島洋一郎, 三上剛, 宇津野国治, 岩波俊介, 山口和美, 川上光博
    • 学会等名
      日本食品工学会年次大会
    • 発表場所
      北海道大学
  • [学会発表] 食化学分析機器と統計手法による食品の簡易分類

    • 著者名/発表者名
      三宅悠, 小島洋一郎, 三上剛, 宇津野国治, 岩波俊介, 山口和美, 川上光博, 木村祐太
    • 学会等名
      日本感性工学会大会
    • 発表場所
      東京電機大学
  • [学会発表] 無機成分含有量によるクラスター分析を用いた牛肉・豚肉製品分類法の基礎的研究

    • 著者名/発表者名
      合田元清, 小島洋一郎, 三上剛, 宇津野国治, 岩波俊介, 山口和美, 川上光博, 木村祐太
    • 学会等名
      日本感性工学会大会
    • 発表場所
      東京電機大学
  • [学会発表] 鶏肉の分類に向けた化学分析値のデータ解析

    • 著者名/発表者名
      三宅悠, 小島洋一郎, 三上剛, 宇津野国治, 岩波俊介
    • 学会等名
      日本味と匂学会大会
    • 発表場所
      大阪大学
  • [学会発表] 無機成分含有量と多変量解析による豚肉製品の分類

    • 著者名/発表者名
      合田元清, 小島洋一郎, 三上剛, 宇津野国治, 岩波俊介
    • 学会等名
      日本味と匂学会大会
    • 発表場所
      大阪大学
  • [学会発表] 食品栄養成分と多変量データ解析による牛肉の分類

    • 著者名/発表者名
      小島洋一郎, 木村祐太, 岩波俊介
    • 学会等名
      日本味と匂学会大会
    • 発表場所
      大阪大学
  • [学会発表] 計量化学的手法を用いた豚肉製品簡易分類法の検討

    • 著者名/発表者名
      合田元清, 小島洋一郎, 三上剛, 宇津野国治, 岩波俊介,大橋智志,土居茂雄,松尾優子,川上光博,山口和美
    • 学会等名
      高専シンポジウムin仙台
    • 発表場所
      仙台高等専門学校
  • [学会発表] クラスター分析による牛肉・豚肉製品の分類可能性

    • 著者名/発表者名
      小島洋一郎, 合田元清, 三上剛, 宇津野国治, 岩波俊介,大橋智志,土居茂雄,松尾優子,川上光博,山口和美
    • 学会等名
      高専シンポジウムin仙台
    • 発表場所
      仙台高等専門学校
  • [学会発表] 化学成分値とケモメトリックスを用いた鶏肉部位の分類に関する基礎研究

    • 著者名/発表者名
      三宅悠, 小島洋一郎, 三上剛, 宇津野国治, 岩波俊介,大橋智志,土居茂雄,松尾優子,川上光博,山口和美
    • 学会等名
      高専シンポジウムin仙台
    • 発表場所
      仙台高等専門学校
  • [図書] 食の安全・安心とセンシング 放射能問題から植物工場まで2012

    • 著者名/発表者名
      大薮多可志
    • 総ページ数
      195
    • 出版者
      共立出版

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公開日: 2014-07-24  

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