高次元データに対する事後確率分布構造の解析

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22500206
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 感性情報学・ソフトコンピューティング
• 研究機関: 宮崎大学
• 研究代表者: 伊達 章 宮崎大学, 工学部, 准教授 (60322707)
• 連携研究者: 倉田 耕治 琉球大学, 工学部, 教授 (40170071)
• 研究期間 (年度): 2010-04-01 – 2014-03-31
• キーワード: 確率的情報処理 / 確率モデル / ベイズ推論 / 確率推論 / 事後確率 / 隠れマルコフモデル / マルコフ確率場

研究概要

画像，音声，自然言語，塩基配列などの大規模データに対し，確率モデルを構築し，認識，予測など確率推論を行なうことが，計算機性能の急速な向上に伴い可能になっている．ベイズ推論の本質の一つは，データを観測した後の事後確率分布の利用にあるが，その分布の構造については不明な点が多く，分布が奇妙な構造をもつことは十分考えられる．本研究では，事後確率分布から多数のサンプルを生成することで，事後確率分布の構造を反映した意味のある推定量を求める手法を開発した．単純な隠れマルコフモデル，格子型マルコフ確率場を用いて計算機実験をおこない，本手法の有効性を確認した．

研究成果

• [雑誌論文] 自己組織神経回路モデルによる情報表現の獲得 (2013)
  • 著者名/発表者名: 伊達章
  • 雑誌名: Telecom Frontier 巻: no.81 ページ: 1–9
  • URL: http://www.scat.or.jp/frontier/frontier81/date.pdf
• [雑誌論文] ボルツマンマシンを応用したトポグラフィックマッピングの形成モデルについて (2013)
  • 著者名/発表者名: 伊達章, 倉田耕治
  • 雑誌名: 電子情報通信学会技術研究報告 巻: vol.112, no.480 ページ: 203–208
  • URL: http://ci.nii.ac.jp/naid/110009713279
• [雑誌論文] メトロノームの同期現象+, 偏微分方程式と現象 (2010)
  • 著者名/発表者名: 伊達章
  • 雑誌名: PDEs and Phenom- ena in Miyazaki 2010 ページ: 1–12
  • URL: http://www.cc.miyazaki-u.ac.jp/math/ppm/ppm2010/
• [学会発表] 自己組織ダイナミクスのシミュレーション (2014)
  • 著者名/発表者名: 伊達章
  • 学会等名: 第5回符号と力学系ワークショップ
  • 発表場所: 福岡県二日市
  • 年月日: 2014-03-21
• [学会発表] ボルツマンマシンを応用したトポグラフィックマッピングの形成モデルについて (2013)
  • 著者名/発表者名: 伊達章
  • 学会等名: 電子情報通信学会ニューロコンピューティング研究会
  • 発表場所: 玉川大学工学部(東京都町田市)
  • 年月日: 2013-03-15
• [学会発表] A mathematical model of associa- tive memory with a sense of feeling of knowing (2011)
  • 著者名/発表者名: Akira Date
  • 学会等名: Japan-Germany Joint Workshop on Computational Neuroscience
  • 発表場所: 沖縄科学技術大学院大学(沖縄県国頭郡)
  • 年月日: 2011-03-03