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2012 年度 実績報告書

地理空間語彙を対象としたコンテンツ・辞書・利用者知識の相互発展

研究課題

研究課題/領域番号 22500228
研究機関東京大学

研究代表者

有川 正俊  東京大学, 空間情報科学研究センター, 教授 (30202758)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードジオコーディング / ジオパージング / ユーザ辞書 / 自律発展 / テキストの地図化 / 自然言語処理 / ジオタグ / 地理情報システム
研究概要

最終年度は、テキストデータを自動的に地図化するシステムの拡張機能に関する体系化と実装を行った。特に、応用独自の用語に対しては、さまざまな辞書が必要であり、この点に焦点を当てて研究を進めた。
具体的には、地図データを地理空間辞書として用いることができるが、利用者が新たに点地物を明示的に登録する枠組みをインターネット環境上に実現することは有用であると考えた。たとえば、アパート名や大学内の建物名などに関しては、住宅地図データに入っていない場合もあり、それらを簡単に登録できるようにすることにより、地理空間辞書が自律発展的に成長できるシステムを実現することができる。
地図の座標値は、測量誤差や転移(displacement、視覚伝達性を上げるために地物の位置をずらす技術)により、地図ごとに異なる。たとえば、A社の地図の上で登録した地物を、B社の地図に重ねると、道の反対側に表示されることがよくある。そこで、コンピュータ地図上で、誤った位置に表示された地物を利用者がマウスなどで正しい位置に再配置することにより、A社の地図とB社の地図との座標系間の空間補正の情報あるいは規則を間接的に作成する機構を実現する。この補正空間メタデータをインターネット上で収集して、地図ごとの位置の誤差を補正する枠組みに関しても体系化を行った。
このような拡張機能、自律発展機能を実現することにより、テキストを基本とする地理情報システムはユーザ中心の使いやすく、また柔軟性がある環境を実現できることを示すことができた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Map-based Storytelling Tool for Real-World Walking Tour2013

    • 著者名/発表者名
      Lu Min, Masatoshi Arikawa
    • 雑誌名

      Lecture Notes in Geoinformation and Cartography

      巻: Progress in LBS ページ: 435-451

    • DOI

      10.1007/978-3-642-34203-5_24

    • 査読あり
  • [学会発表] 過疎地域における移動販売情報共有サービスの設計と実現2012

    • 著者名/発表者名
      吉村大希、有川正俊、木實 新一、藤田 秀之
    • 学会等名
      地理情報システム学会 第21回研究発表大会
    • 発表場所
      広島修道大学
    • 年月日
      20121013-20121014
  • [学会発表] 長期に渡る携帯ナビ移動履歴を用いたユーザの生活パターン 推定手法の検討2012

    • 著者名/発表者名
      柴崎真理子、藤田秀之、木實新一、有川正俊
    • 学会等名
      地理情報システム学会 第21回研究発表大会
    • 発表場所
      広島修道大学
    • 年月日
      20121013-20121014

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公開日: 2014-07-24  

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