研究課題/領域番号 |
22500240
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
篠原 和子 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00313304)
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研究分担者 |
松中 義大 東京工芸大学, 芸術学部, 准教授 (00318908)
三石 誠司 宮城大学, 食産業学部, 教授 (10438096)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | メタファー / 遺伝子組換え作物 / 経営戦略 / テクノロジー / 伝達効果 |
研究概要 |
平成24年度においては、「バイオテクノロジー、特に国内外における遺伝子組換え作物・食品の聖餐や流通、コミュニケーション戦略にかかわる言説や、広告画像に見られるメタファー表現の構造分析を行い、それらの伝達効果を認知的視点から解析し、その成果を、経営戦略論の視点を踏まえつつ、社会・経済面に応用できるよう、普及・実践方法を検討する」という本課題全体の目的に沿って、最終年度の研究および成果公表を実施した。24年度の主な実績として、以下を行った。 (1) 概念メタファーを含む言説が、人の思考・推論にいかなる影響を与えるかを実験的に検証した。遺伝子組換え作物に関する言説を用いた実験のほかに、比較ケースとして犯罪に関する言説および初等教育に関する言説を用いた実験を行い、これらの違いを検討した。その成果を、The Fourth UK Cognitive Linguistics Conference および The ninth International Conference on Researching and Applying Metaphor において発表した。 (2) 食料ビジネスにおける現状と展望、および穀物種子の業界動向の分析2件を論文誌に発表した。 (3) 日本英語学会にて「現実世界の諸問題への概念メタファー理論の応用」に関するワークショップを主催し、概念メタファーの応用研究で著名な Joseph Grady博士を講演者として招聘した。 (4) 3年間の研究を公表するため、遺伝子工学研究者とメタファー応用研究者・起業家を交えて広く言語学者・工学研究者・農林水産省専門家に向けて討議のためのシンポジウム「遺伝子技術と科学コミュニケーション」(2012年11月19日)を、東京農工大学にて行った。Joseph Grady博士を特別講演者として招聘した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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