研究課題/領域番号 |
22500244
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 神戸大学 (2011-2012) 植草学園大学 (2010) |
研究代表者 |
鳥居 深雪 神戸大学, 大学院・人間発達環境学研究科, 教授 (90449976)
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研究分担者 |
杉田 克生 千葉大学, 教育学部, 教授 (40211304)
下山 一郎 千葉大学, フロンティアメディカル工学研究開発センター, 教授 (60115483)
岡田 智 北海道大学, 教育学研究科, 准教授 (10458862)
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連携研究者 |
東原 文子 聖徳大学, 児童学科, 准教授 (60272150)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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キーワード | 認知心理学 / 自閉症スペクトラム / 実行機能 / 中枢性統合 |
研究概要 |
1.高機能自閉症スペクトラム障害の子どもの実行機能と中枢性統合に関連する認知特性 子どもの言語反応の質的検討の結果、ASDの子どもは「統合的な意味理解の失敗」(p<.05)、「重要な情報の見落とし」「情報のとらえ間違い」(p<.01)が、定型発達(TD)の子どもより有意に多かった。しかし、背景を削除した写真では、「情報の見落とし」は差がなかった。さらに、NIRS(near-infrared spectroscopy)の測定結果では、ASDは、右前頭前野の反応が低く、左前頭前野の反応は個人差が大きかった。WCCは、右前頭前野が関与していると考えられる。方法論としてとりまとめた。 2.方略を使用できるようにするためのプログラムの検討 実行機能方略教育プログラム(ESEP)と中枢性統合方略教育プログラム(CSEP)のワークブックをASD児に実施しDN-CASを使って評価した。ESEP実施後,「同時処理」、「プランニング」は上昇したが、「注意」「継次処理」は,効果は見られなかった。CSEP実施後,「プランニング」は上昇したが、「同時処理」「注意」「継次処理」は,子どもによって差があった。全検査得点は、両群で有意に上昇した。
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