研究課題
基盤研究(C)
2009 年の新型インフルエンザ流行に際しては、日本の定点観測データから性年齢による罹患率の差の分析を行った。性年齢に関する人口比を調整した相対罹患率を用いた統計手法を提唱し、未成年では男児が女児より感染しやすく、成人では女性が男性より感染しやすいことを示した。同様の統計法を小児の感染症、腸管出血性大腸菌感染症、流行性結膜炎の定点観測データ解析に用い、一般的傾向としてインフルエンザ感染と類似する結果を得た。感染の性年齢差解析結果がホルモンや免疫などの臨床的な研究への橋梁となることを示唆した。また、因果関係の解析のために、一般化線形モデルの予測力測度としてエントロピー決定係数を提唱し、その応用についての研究を行った。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (10件) 備考 (1件)
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