研究概要 |
本年度では,研究目的として掲げた4つの課題のうちの2つの課題,すなわち, Jarque-Bera統計量の近似分布導出と,Jarque-Bera型統計量の新提案に関して,解決を行い, Nakagawa,S.,Hashiguchi,H.andNiki,N., Improved omnibus statistic for normality,Computational Statistics,27,299-317として2012年に発行された.検出力の観点から,提案統計量が既知の統計量より,対立仮説に裾の重い分布を仮定した場合に優れていることを示した.提案統計量の帰無仮説の下での正規近似分布の導出も行った. また,3つ目の課題すなわち,sample Pearson measure of skewness統計量の提案に関して,香港で7月に開催された国際会議,The 76^<th> Annual and the ^<17>th International Meeting of the Psychometric Society,において発表を行った.
|