研究課題
基盤研究(C)
パラヒドロキノン骨格を持つ新規創製分子D1(23年度にPED1をD1と名称を変更)の脳保護作用を検討した。D1は大脳皮質ニューロンにおいて酸化ストレス及び小胞体ストレスによる細胞死を顕著に抑制した。D1はKeap1/Nrf2経路及びHSP90/HSF-1経路を活性化し、抗酸化酵素群及び熱ショック蛋白質を誘導することによってニューロンを保護することを明らかにした。Keap1/Nrf2経路を活性化する親電子性物質において、これらが同時にHSP90/HSF-1経路を活性化することを初めて証明した。従ってD1は加齢黄斑変性などの、今まで有効な治療方法がなかった変性疾患において有効な保護分子となりうる。
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