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2012 年度 実績報告書

光遺伝学を用いたゼブラフィッシュ脳機能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 22500299
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

武藤 彩  国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 助教 (00525991)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードゼブラフィッシュ / 光遺伝学 / カルシウムイメージング / チャネルロドプシン / ハロロドプシン / 視覚系 / 視蓋 / 捕獲行動
研究概要

本研究の目的は、(1)神経細胞の興奮を視るための蛍光センサーを開発し、行動中の動物の神経活動を目で見えるようにすること、および(2)神経細胞の興奮を人為的に阻害したり逆に促進させた場合の影響を調べることにより、それらの神経細胞が特定の行動においてどのような役割をになっているかを明らかにすることであった。
(1)に関しては、神経細胞の興奮時に生じる細胞内カルシウムイオン濃度の増加を検出できる、非常に高感度なカルシウム蛍光センサー(改良型GCaMP)を開発することに成功した。この改良型GCaMPは人工タンパク質であり遺伝子によりコードされる。そこで、改良型GCaMP遺伝子導入ゼブラフィッシュの系統を作出し、脳内の特定の神経細胞集団にのみ改良型GCaMPを導入できるシステムを確立した。このシステムを用いることにより、胴体の動きを作り出す神経細胞集団の興奮の様子や、動く物体をゼブラフィッシュ稚魚が見ているときの脳内の神経細胞の興奮状態をリアルタイムで視ることに成功した。
(2)に関しては、神経細胞を人為的に興奮させることができるチャネルロドプシン、神経細胞の興奮を人為的に阻害することができるハロロドプシンの遺伝子導入ゼブラフィッシュを作製するための、それらのDNAを卵の時期に顕微注入しそれらの卵を成魚にまで育てた。これらの系統の樹立およびそれらの機能評価にはさらに期間を要するため、これらの新しいツールを用いて神経細胞の人為的制御を行う研究に関しては今後展開する新しい研究プロジェクトにおいて行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] Visualization of functional neural circuits in zebrafish. Tenth International Congress of Neuroethology.2012

    • 著者名/発表者名
      Akira Muto
    • 学会等名
      Tenth International Congress of Neuroethology
    • 発表場所
      College Park, MD USA
    • 年月日
      20120805-20120810
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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