研究課題
基盤研究(C)
脳由来神経栄養因子(BDNF)分泌と生理的神経回路の機能変化を解明するために、生体に近い実験系でBDNF分泌をイメージングする。(1)ゼブラフィッシュのBDNF相同遺伝子に基づく分泌プローブを新たに作製したが、ゼブラフィッシュ稚魚の視覚系神経細胞では軸索や樹状突起に蛍光の局在を認めず、当初の目標である光刺激による分泌の観察はできなかった。(2)マウス海馬にレンチウイルスや電気穿孔法でBDNF分泌プローブを発現させ、脳スライスでBDNF分泌と記憶形成の関係を解明する実験系の構築に成功した。