研究課題
基盤研究(C)
モルモットを用いて音識別学習系を確立し、音識別した動物の聴覚皮質における神経活動の特徴、特に時間情報の表現、を見いだすことを目的とした。競争原理に基づいた新しいトレーニング法を開発し、訓練が困難な動物の学習を容易にした。条件刺激音に対する訓練動物の聴覚野における活動(膜電位感受性色素を用いた光学的イメージング)と、訓練を受けない対照動物での活動には明確な差がなかった。しかし条件刺激音を時間軸に沿って反転した逆転音に対して、両群間で活動ピーク比の有意な差(対照>訓練; p<0.05)を見いだした。この結果は聴覚皮質の可塑的変化では、回路が時間情報の処理に特化するように変化した可能性を示唆する。
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