研究課題/領域番号 |
22500373
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
長峯 隆 札幌医科大学, 医学部, 教授 (10231490)
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研究分担者 |
矢澤 省吾 札幌医科大学, 医学部, 講師 (20556485)
篠崎 淳 札幌医科大学, 医学部, 助教 (30510953)
原田 邦明 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (50423760)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 運動制御 / 反応時間課題 / 欠落刺激 / 運動関連領野 |
研究概要 |
歩行のみならず、運動を随意的に停止する機構は未解明である。特に歩行の停止困難が生じる場合は転倒の危険性が大きく、歩行安全性を検討するうえで重要である。本研究期間では歩行制御機構のうち運動停止機構の解明を行った。 行進など、聴覚により歩行を駆動している際の聴覚刺激欠落は、予測外に運動を停止せねばならず、安定した歩行継続過程における外乱となる。本研究では20%の割合で音の欠落を含む聴覚刺激を作成し、歩行の際の下肢運動に近い頻度(1.4Hz)で提示した。H22年度には音に対して右手(利き手)の反応運動を行わせ、音が予期せず欠落した場合には随意的に運動を中断させる際の脳磁場を計測した。H23年度までに運動を中断する際にその運動に対応する一次運動野および運動関連領野が活動することを認め、運動の部位によらず共通して右半球の前頭前野・頭頂葉・側頭葉に活動を認め、これらは刺激欠落の認知から行動の変容へ関わるものと推測された。刺激欠落の認知および判断には運動の部位によらず前頭前野-側頭葉・頭頂葉が関与し、運動の停止には対応する運動関連領野が関与することを示した。また、臥位にて欠落刺激に対しての下肢運動課題の開発を行った。H24年度は、同様の刺激課題を用いて立位姿勢での脳波計測を行った。臥位で行った脳磁場計測と同様に課題遂行が可能であったが、計測波形には体動等の影響が想定以上に混入し、再現性のある結果を得るには至っていない。以上の計測上の障害に遭遇したため、ボタン押し動作の運動をイメージする際の脳活動を記録し、運動前野などの反応を得た。運動野は実際の運動がなくても、運動のイメージや遂行中の運動を中断する際に活動することを明らかにした。歩行は主として皮質下構造で駆動される運動であるが、その中断に運動野が関与する可能性が示唆される。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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