研究課題
基盤研究(C)
OCT信号に含まれる血流からのドップラ信号を微小血管のマーカーとすることによって、ラット大脳皮質深部の微小血管を可視化した。ドップラOCT法によって得られた血流の3次元空間分布は、深さ1.5mmに至る皮質の微小血管、特に穿通枝微小血管の走行を明瞭に示した。同時に計測した血流速度の拍動変化から、細動脈と細静脈を分離できた。更に、下肢電気刺激に伴い、1次体性感覚野の下肢領域における微小血管の血流速度は10%程度の増大を見せたのに対して、他領域の微小血管で変化は見られなかった。皮質の深さ方向での微小血管の構築や血流の情報は、コラム間のみならず層間の血流調節機構の新しい理解につながるだろう。
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