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2012 年度 実績報告書

血液浄化法を用いたアルツハイマー治療デバイスのモデル動物による前臨床評価

研究課題

研究課題/領域番号 22500419
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

川口 和紀  藤田保健衛生大学, 医療科学部, 講師 (00508468)

研究分担者 中井 滋  藤田保健衛生大学, 医療科学部, 教授 (20345896)
北口 暢哉  藤田保健衛生大学, 医療科学部, 教授 (70508077)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードアルツハイマー病 / アミロイドβ / 血液浄化 / 体外循環
研究概要

【浸透圧ポンプ留置・ヒトAβ脳内投与モデルに対する体外循環と認知機能評価】
名城大学・薬学部にて7週齢雄ラットに外科的手術により浸透圧ポンプを留置させ300pmol/L(1.35μg/day)・ヒトAβ1-42・30%アセトニトリル水溶液を持続注入し、体外循環による血中Aβの除去後に新奇物体認識試験を行った。Sham・Ope群と体外循環施行群の間に新奇物体の認識率の差はなく、血中Aβ濃度は検出限界に近かった。このためAβ濃度を1500pmol/Lに変更したが血中濃度の顕著な上昇はみられなかった。これは浸透圧ポンプのように緩徐に脳から血液にAβが移行する場合は、ラット体内の代謝系等でAβは速やかに減少するため血中濃度が上昇しないと判断し脳内へのAβの注入法を大槽内へのBolus投与に変更した。
【認知機能評価系の移行と確立】
浸透圧ポンプによるヒトAβ1-42の脳内投与からBolusによる大槽内投与への変更に伴い、新奇物体認識試験を名城大学よりを藤田保健衛生大学で施行するため、評価系の条件を再設定し評価系の確立を確認した。Aβ・Bolus大槽内投与モデル作成にあたり、Aβの溶媒は脳から血中への移行に重点をおき検討したところ、溶媒にDWを用いると投与後60分では4.4±2.5pg/mlであったが、40%DMSOでは21.5±18.3pg/mlと高値を示したため40%DMSOを溶媒として採用した。認知機能障害については、Aβ1-42・40%DMSO/PBS(400ng/head)を投与した群とAβ大槽内投与群と同じ時間麻酔のみを施行した群について認知機能評価を行った。Novel Objectに対し約16.6%の接触回数の減少を認め認知機能が障害されたと考えられた。また、この大槽内投与群に対してセルロース・ビーズをAβ除去材とした血液浄化システムによる血中Aβ除去を行う実験系を確立した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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