研究課題
基盤研究(C)
ミクロセル融合による染色体移入の効率を改善するため、膜融合活性を持つ麻疹ウイルスエンベロープタンパク質の利用を検討した。ポリエチレングリコール(PEG)による従来法と比較して、最大10倍の効率改善が認められた。移入効率は受容細胞におけるエンベロープタンパク質の受容体であるCD46の発現に依存することが明らかとなった。そこでCD46低発現である正常繊維芽細胞への染色体移入を目指して、受容体の指向性改変を試みた。エンベロープタンパク質に対しCD13ないしトランスフェリン受容体に対する一本鎖抗体を付加することにより、PEGでは困難であった正常繊維芽細胞への染色体移入が可能となった。
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Cytotechnology
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BMC Biotechnology
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