研究課題/領域番号 |
22500435
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
仲 成幸 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (10359771)
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研究分担者 |
森川 茂廣 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60220042)
来見 良誠 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70205219)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 画像誘導下手術 / 内視鏡手術 / 拡張現実 / 磁気共鳴画像装置 |
研究概要 |
本研究では、MRI(磁気共鳴画像)装置内において、MR 対応ファイバースコープによる統合的MR 画像支援下内視鏡外科手術システムの開発を目的とする。すなわち、体腔内表面情報であるファイバースコープによる内視鏡画像とリアルタイムMR 断層画像を拡張現実(Augmented Reality)技術により、肝臓腫瘍を含む3次元再構成画像を位置検出センサにより内視鏡画像上に正確に表示可能な内視鏡外科手術システムを開発する。平成24年度の研究成果は以下の如くである。 1)3次元再構成画像の立体表示と拡張現実による内視鏡画像上の重畳表示の実現:今年度は生体ブタ肝臓のMR画像より、メッシュ分割による立体表示を行った。さらに肝臓内には仮想腫瘍を立体表示し、位置検出センサによる位置情報をもとに内視鏡の先端位置および方向を内視鏡画像上に重畳表示するシステムを完成させた。これらの画像を偏光方式の3D液晶モニター上に表示させることにより、術者が術中に立体視による手術手技を行うことが可能となった。 2)動物におけるMR 画像支援下内視鏡外科手術システムの評価実験:全身麻酔下にブタの腹腔を炭酸ガスにて気腹した状態で、MR画像を撮像し肝臓を含めた腹腔内臓器の3次元再構成画像を作成し、液晶モニター上に表示した。さらに、位置検出センサを先端部に搭載した内視鏡をブタの腹腔内に挿入し、内視鏡画像に合わせたリアルタイムMR断層画像表示させ、拡張現実機能により3次元再構成立体表示した肝臓および仮想腫瘍を重畳表示させることが出来た。以上により、ブタ腹腔内においてファイバースコープによる拡張現実を用いたMR画像支援下内視鏡手術手技を行うことが可能となった。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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