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2012 年度 実績報告書

歯科映像情報の統合と没入空間における提示システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22500436
研究機関大阪大学

研究代表者

大城 理  大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (90252832)

研究分担者 黒田 嘉宏  大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (30402837)
八木 雅和  大阪大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (40362686)
井村 誠孝  大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (50343273)
高田 健治  大阪大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (50127247)
研究期間 (年度) 2010-10-20 – 2013-03-31
キーワード歯科映像情報 / パノラマX線写真 / 歯列3次元情報 / 3Dステレオ・ディスプレイ / ハプティックデバイス
研究概要

まず,ディジタル化した歯列3次元情報上に,2次元情報であるパノラマX線写真を,計算機内において統合した.歯型模型3次元計測データや口内写真より,歯列や歯茎部位を抽出し,パノラマX線における回転軸をパラメータとして,パノラマ X 線写真との位置合わせを行うアルゴリズムの高精度化を施した.また,歯茎内部を透明表示することで歯茎と歯茎内に存在する歯列を同時に,かつ,立体的に表示した.
次に,歯列3次元情報,パノラマX線写真とも大容量データであるが,臨床応用を鑑みて大容量データを高速に処理できるようにした.歯列模型データは表面形状データであるためポリゴンを,パノラマX線写真は2次元画像データであるためテクスチャを描画することで,3次元映像提示を行った.ここでは,歯列や歯茎に独立な透明度を与え,表面だけでなく内部表示への拡張をも施した.また,視点,視線,拡大率,さらには,透明度をインタラクティブに変化させて実時間表示できるようにした.さらに,ユーザに単なる3次元画像を提示するだけでなく,あたかも口腔内に没入したかのような環境をも提示するため,3Dステレオ・ディスプレイも用いた没入空間提示装置を開発をした.
最後に,統合した3次元データをディスプレイに表示する視覚提示だけでなく,ハプティックデバイスを介して触覚提示をも行った.この際,歯と歯茎には異なる硬さ (弾性率) を与え,実際に口腔内治療をするのと同じ感触をユーザに提示した.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 歯科模型の可触化による切削訓練システムの構築2012

    • 著者名/発表者名
      吉元俊輔, 黒田嘉宏, 井村誠孝, 大城 理, 東 寛子, 八木雅和, 高田健治
    • 雑誌名

      Medical Imaging Technology,

      巻: 30 ページ: 172-180

    • 査読あり
  • [学会発表] 歯牙切削支援のた めの電気触覚重畳に よ る 振動覚の変調に 関する一検討2012

    • 著者名/発表者名
      吉元俊輔, 黒田嘉宏, 井村誠孝, 大城 理, 八木雅和, 東 寛子, 高田健 治
    • 学会等名
      第17回日本バーチャルリアリティ学会大会
    • 発表場所
      慶應義塾大学 日吉キャンパス
    • 年月日
      20120912-20120914
  • [学会発表] 歯科模型の可触化による切削訓練システムの構築2012

    • 著者名/発表者名
      吉元俊輔, 黒田嘉宏, 井村誠孝, 大城 理, 東 寛子, 八木雅和, 高田健治
    • 学会等名
      第31回日本医用画像工学会大会
    • 発表場所
      JA北海道厚生連 札幌厚生病院
    • 年月日
      20120804-20120805
  • [備考] 歯科映像情報の統合と 没入空間に おけ る 提示シス テム の開発

    • URL

      http://oshiro.bpe.es.osaka-u.ac.jp/public/oshiro2012.pdf

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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